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気まぐれ日記 No.105
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2008年 04月25日
04月27日 追記01
04月28日 追記02
04月30日 追記03
05月01日 追記04
05月02日 追記05
05月03日 追記06
05月04日 追記07
05月05日 追記08
05月06日 追記09
05月07日 追記10
www.studio-ben.jp  [ 気まぐれ日記 ] へ ようこそ。
Canon 580EX シリーズ専用
Benストローグリッド I 型
( BSG I 型 )
Ben開発の Newグリッドを公開
重要なお知らせ
■ この制作により身体やカメラ、又はストロボなど、いかなる損害等が発生したとしても Benは一切保証致しません。
制作する場合は、全て自己責任でお願いします。
■ BSGを装着してストロボを連続発光( モデリング発光を含む )した場合、光量の設定によってはストロボ発光部に熱が蓄積しフレネルレンズ( ストロボ前面の透明プラスチックレンズ )が変形する場合があります。十分ご注意ください。
■ ここに記載されている情報に間違いがあるかもしれません。勘違いや偏見もあり得ます。その点をご留意くださいませ。
Ben ストローグリッド I 型
Ben ストローグリッド II 型 日記を開く
Ben ストローグリッド III 型 日記を開く
Ben ストローグリッド III L型 日記を開く
Benストローグリッド I 型 って何?
 これはノーマルのクリップオンストロボの照射範囲です。
 これに Benストローグリッド I 型を取付けると、ストロボ光を拡散させずに絞り込む事が出来ます。
光が円形で、周囲のボケ足も綺麗です。
やや絞り過ぎかもしれませんが、ここまで絞り込めるという事はグリッドの長さを短くすれば光を広げられるという事です。

 これは使い方によってはライティングの強力な武器になります。
どうやって作ったの?
↑これが今回の制作に必要な材料です
↑この中にストローを入れて完成!
 作り方は上の写真を見てください。
パケットの天地をカットしてフィルターケースをハメ込みます。その中にカットしたストローを入れるだけ。ハイ完成!
これを 580EX II にそのまま取付けられます。奥までシッカリ差し込んでください。超簡単でしょ。
今回、新規に購入したものはブラック・ストロー( 100本入り 105円 ダイソーで購入 )のみです。
フィルターケースとレディロードパケットは処分しようと思っていた不要品を使いました。

 制作のポイントは、レディロードパケットを使う事です。
Canon 58 のフィルターケース( 底面側を使用 )がレディロードにピッタリ収まった事と、更に Canon 580EX II にもピッタリ取り付けられましたので、制作が非常に簡単になります。
Benとしては、簡単過ぎてちょっとモノ足りませんが、ストロー100本もスヌートの中にピッタリ収まったのにはビックリしました。
だって、全てがピッタリなんだもん...
制作で一番大変なのが、ストロー100本をカットする作業かもしれません...

 フィルターケースはしっかり固定されているようですが、心配なら周囲を接着させると良いでしょう。
制作コストが安くて簡単に出来ますので、長さの違うBSGを作って目的によって使い分けても良さそうですね。
実際にストローはどのように機能するの?
 これがストロボ発光の瞬間です。
ブラック・ストローは光学レンズを使う事なく、光の拡散を抑えて指向性のある光に変える働きをします。又、先端が円形になっていますので、内部のストロー配列によって四角いストロボ発光面を円形発光面へと変換する機能を持っています...
これは驚き!の機能ですよね。(笑)

 ストロボの Zoom位置で、照射角を少しだけ調整する事も可能ですが、この可変範囲は小さいのであまり期待は出来ません。
( 広角側 → 照射角が小さくなる。)

 手元の検証資料では、広角側に設定した方が照射光がより円形になりますが、光量が多い( 明るい )のは望遠側になります。
又、内部のストローを外すとスヌートとして使用でき、グリッドよりも広い照射角に出来ます。
ただしこの場合には、レディロードパケットの内側にウールペーパー( 植毛紙 )などの反射防止用の紙を貼った方が照射光周辺のボケ足が綺麗です。

 このウールペーパーですが、BSGの耐久性を上げる為にも有効な手段です。グリッドとして使用する際に悪影響を与える訳ではないので、貼っておいて損はないと思います。
( 注意!:内径が狭くなります。)
 ご覧のように接合面( ストロボ部やフィルターケース部 )からの光漏れも全く無く、デザインもシンプルです。
しかも制作が超簡単! ...この BSGに興味のある方は是非作ってみてください。
そして改良点などアイデアを共有できれば嬉しいですね...
又、これを使って撮影した作品などを是非 Ben Webに掲載させてください。宜しくお願いします。
私も BSGを作ってみたいのですが...
 「 フィルターケースとブラック・ストローは何とか入手しましたが、レディロードパケットの入手が困難!」
という方は、Ben Webまでメールでご連絡ください。レディロードパケット 2枚 1枚を無料で進呈致します。
ただし、先着 5名様限定。ご希望の方はお早めにどうぞ。
メールの Subjectは「 レディロードパケット希望 」と明記してください。

※ ただし、BSG使用の作品を Ben Webに掲載させていただける方にしましょう...
■ 海外発送はしません。
■ 送料は無料です。( メール便にて発送 )
.
レディロードパケットなら何でも良いの?
2008-04-27 追記1
 はい、早速手元にある4種類のレディロードパケットを調べてみました。
結論から申しますと、右の2点は使用出来ない事が判明しました! ...これは Benも予想していなかった事態です。(汗)
理由は、パケットの中にフィルムが何枚入っているかの仕様上の違いに準じてパケットの製法が異なっていた為です。

 今回、使用出来ないパケットもある事が判明しましたので、配布可能な枚数が極端に少なくなってしまいました。
ご了承ください。( パケット希望者:先着 5名様に 1枚づつ進呈する。に変更しました。)

※ 器用な方は、塩ビなどの樹脂を利用して円筒形に接着すれば、BSGを作れると思います。是非トライしてみてください。
 
出来上ったら、Ben webで紹介させてくださいね。
.
BSG I 型を使うと. どんな写真が撮影出来るの?
2008-04-28 追記2
 ハイ、これが Benストローグリッド I 型 ( 以下:BSG )を使った作例です。
BSGは色んな場面で活躍しそうですが、とりあえずこんな撮影を想定して使用してみました。

 もちろん、これは一発写真ではありませんが、BSGを使う事でスポット的にストロボ光が当てられます。当てる位置の微調整も楽だから撮影のセッティングが非常に簡単です。
( セッティングは BSGを被写体の斜め後ろに置くだけですが、今回は2枚上↑の写真のように、マンフロットのギヤー雲台に乗せてセッティングしました。こうする事で上下左右の光軸の微調整が簡単に行えました
。)

 BSGは周囲に余分な光が漏れないので光が回り過ぎる事がありません。だから被写体の手前が明るくならず、レンズ前のハレ切りも必要ありませんでした。
これはもう手放せなくなりそうです...

 考えてみれば、これほどのスポットエリアに光を当てられるライティング機材は、Benは持っていない事に気付きました。
もちろん、手持ちのLEDライトで同じような光の当て方が出来ても、瞬間的な写真を撮影する事は出来ません。

 もし、←このような仕事の依頼が来た時( 来ないとは思いますが... 笑 )、通常のクリップオンストロボでも撮影する事は可能と思います。
しかし、BSGを使う事でより効率的に仕事が進められると思います。
今後、違うシーンでも BSGを活用してみて使い方を工夫してみるつもりです...



 ここだけの話ですが、今回の撮影で既に改良点をイメージ出来ました。
BSG II 型の発表までには時間が掛かるかもしれませんが、今後の展開が面白くなりそうです。
お楽しみに...
.
BSG I 型を使って月例展用の写真を撮ってみてください!
2008-04-30 追記3
 えっ? 月例展ですか?
はい、分かりました。じゃぁ撮影してみましょう...
今月のお題は「 マクロ 」でしたから、小さな面積のライティングには BSGは好都合ですね。
何を撮るか、チャッピーの散歩をしながら考えてみます...
 近くの公園で散歩をしながら色々と考えたのですが、今回は氷を被写体に選んでみました。
BSG付きのクリップ オン ストロボを手持ちで適当に動かしながら撮影したのですが、氷のトップに光の反射が出たものがありました。
手応えのあった位置で何回かトライしたのですが、これが一番反射が綺麗に出たので、これを月例展用の写真に採用する事にしました。
 それから、これを更に「 広告風 」に仕上げないといけないのですが、氷を被写体に選んだ理由は...

 氷は室温ではジワジワと少しづつ溶けていて、よく見ていても細かい変化は分からない。
気が付くと、さっきとは明らかに違う形になっている。
ちょっと油断して、よそ見をしてると、あらら...
随分丸みを帯びてきて、どんどん小さくなっていく...

 地球環境も、氷と同じように少しづつ変化している。その変化は毎年微々たるものでも、積み重なれば取り返しの付かない事態になってしまうかもしれません。
出来る事から始めよう... 環境の保護。

 今回も BSGを使って撮影した訳ですが、小さくて軽いので取り回しが非常に楽ですね。
右手で BSGを振り回し、左手でレリーズのシャッターを押す。カメラの液晶でチェックしながらテンポ良く撮影する事が出来ました...

 こうして完成写真を見てみると、ストロボ直だけに、ちょっと固過ぎる印象があります。
( これはシャープネスの設定ではなく、滑らかな白いグラデ部分が不足という意味。)
透明感とのトレードですが、もう少し氷のヌメリ感を出した方がシズルが表現出来たかもしれませんね。
BSGの先端に丸くカットしたトレペを貼っても良かったかも。
.
BSG I 型を使って. ワンちゃんは撮れませんよねぇ...
2008-05-01 追記4
 ハイ、撮れますよ〜!
小さなワンちゃんですけどね... (笑)
【 みんなが寝静まった深夜に、突然 UFOが現れた! 光のビームでポチの骨を狙ってる〜! 】
 どう? 雰囲気出てるでしょ♪
こういう演出も BSGが 1本あれば簡単です!
ただ、スポットの当たっていないところは真っ暗になってしまうので BSGの高さを変えて撮影した2枚の写真を合成し光のエッジを和らげました。
.
BSG I 型を使うと. 写真が暗いですよね...
2008-05-02 追記5
 写真が暗い?
ん... そうじゃなくって、光が生きているんです! (汗)
 光は暗い中でこそ、その真価を発揮するんですよ〜!
あなたはまだ お子ちゃまだから分からなのね。オッパイ飲みたいの?
.
BSG I 型を なめてました...
2008-05-03 追記6
 そうだね。BSGの実力を なめてはダメです。今更気付いたの?
クリップ オン ストロボに BSGを取付けると、その辺にあるモノを何でも撮りたくなってきちゃう。
不思議とテキトーに撮っても" 絵 "になってしまうから楽しい。( Benは最近ハマってます。)

 ナント言うか、生身のクリップ オン ストロボとは全く別物のライティング機材と考えた方が良いのかもしれません。
たかが BSGと なめるなかれ!
中身が 100均ストローだからって、絶対に なめてはダメです!!

 ...という事を踏まえて、↓この写真を見てほしい。何かお気付きの方はいらっしゃいませんか?
下のコメントを読む前に、良〜く写真を見て考えてください...
 そう、今回は BSGを使って「 なめる 」ライティングをしてみました! (笑)
「 なめる 」とは、プロカメラマンの専門用語?で、被写体の横からライティングする。という意味です。
( 被写体の上面を なめるように光が当たるから... )
↑これはちょっと極端な置き方ですが、$札の上面スレスレの高さに BSGを置いて撮影しました。
そうすると、被写体表面の凸凹の影が強調され、質感がより立体的になり強調されます。
決して Photoshopで強調している訳ではありません。
これが BSGの実力なんです。

 だから、BSGを なめてはいけません...


■ 隠しコマンド ■
写真の中、BENの丸いロゴマークをクリックしてみてください!
別バージョンの写真が表示されます。
( クリックしたら画像が変わるまでカーソルを動かさないでください。ロゴからカーソルが離れると元画像に戻ります。)
同じ BSGでも、被写体に当てる角度を変えるだけで、こんなにも質感の表現を変える事が出来るのです。
( 2枚共、同条件で現像したものです。ゴミ取り以外はレタッチしていません。)

 あなたも是非、BSGを作ってみてください。情報お待ちしています...

.
BSG I 型で B&Wっぽい写真って撮れる?
2008-05-04 追記7
 なるほど... 今月の月例作品のお題は「 B&W 」でしたね。
( ちょっと話の展開に無理がありますが、気にしないでください... )

 ハイ、分かりました、BSGの使い方もだいぶ慣れて来ましたので、何とかなると思います。
 被写体は水鳥の羽毛です。スタジオにあったものをちょっと拝借しました。
今回のように小さくてデリケートな質感を表現する場合も、BSGは大変有効なライティング機材といえます。
光が回ってしまっては陰影が表現しずらくなりますから、照射角の狭いストロボは重宝します。
.
BSG I 型を作ってみました...
2008-05-05 追記8
■■■■■■■...神戸の os九さん からのコメント...■■■■■■■
Benさんご無沙汰いたしております。
os九 です。

さて、今回のBSG1型大変興味を持って拝見させていただきました。
すべてピッタリとかかれてましたが、当初ピンと来ませんでした。
と言うのもレディーロードの構造がが良くわからなかったからです。
レディーロードとかクイックロードとか使ったことないもんで。
袋になっているんですね。

イッチョカミの私としては是非作ってみようと思いました。

レディーロードパケット手元にはないし、作品は無理だし・・・・・。

黒い紙でも出来そう。
モニターのフードを手作りした黒ボール紙は厚くて一寸腰がありすぎ。
黒ケント紙あたりがよさそう。

と言うことで暇に任せて、いや暇を作って作りました。

手持ちの550EXの外周と58mmフィルターケースの外周約10mm違ったので細工ちょっと手間取りましたが。
それとフィルターケースのセット逆にしてしまい最外周のストロー少しカットするはめになりましたが。

材料の腰のなさと若干のストロボセットした時のグサグサ感カバーするためストロボ側にスチロールシート(卓上カレンダーのケース)折り曲げストロー押さえをつけました。

しかし作ってみたものの、何をどう撮っていいのやら、どんな使い方をしていいか全くアイディアが浮かびません。
久々にUFOも出現したBenさんの作例大変参考になりましたが、参考になりすぎて独自のものが余計に浮かんできません。まねするにも難しすぎますし。

ちょっとだけ頭よぎったものが、暗視野照明。
顕微鏡写真でよく使う手法です。ちょっとかわったとこでは、警察での足跡写真。
撮影画面外から浅い角度でバックライティングしてゼラチンシート上に転写された足跡を浮かび上がらせて撮影するそうです。
最近知りましたが、ゲソコンと言うそうですね。何かおいしそう?

でも、早速Benさんもやられたみたい。
ドル札の写真と、今日の羽毛の写真。
これって一種の暗視野照明ですよね。

作品は無理なので試写した写真添付します。

他にもこちらにアップしました
http://www.imagegateway.net/a?i=K1sDgaSEUJ

試写して思いました。
これは面白い。
デジタルだから使える道具です。光のあて方が難しいです。
後になって気がつきました。モデリング発光すればいいかな。

os九

下手の横好き写真好き ( http://blogs.yahoo.co.jp/os9_amuse_photo )
 神戸の os九さん、ご無沙汰しております。
制作上の細かい解説は、大変参考になりました。有り難う御座います!
作例写真の方も添付していただき、嬉しいです。
もっと写真を見たいと思ったのですが、Canon image gatewayのアルバムを開くとパスワードを要求するようです...
現在、写真が見られませんのでパスワードを教えていただくか、解除をしていただけたらと思います。

 
このページの一番上に記載してありますが、一応、この場を借りて再度、注意事項をお知らせしておきますね。
■ BSGを装着してストロボを連続発光( モデリング発光を含む )した場合、光量の設定によってはストロボ発光部に熱が蓄積しフレネルレンズ( ストロボ前面の透明プラスチックレンズ )が変形する場合があります。十分ご注意ください。
尚、この制作において如何なる不具合が発生しても自己責任でお願いします。
※ スチロールシートは、更に熱を蓄積するかも?しれませんので、時々熱さを確認した方が良いと思います。

 話を戻しますが、神戸の os九さんの作例↑を見てみると、花びらの質感が良く出ています。
BSGを使って 「 ゲソコン 」のライティングをした事で、花の部分の質感が表現できている為ですね。
最初にここまで撮影出来れば十分です!

 os九さん、もし可能なら、花を通常の光で少しだけ暗く撮影し、その露出のまま、そこへ BSGの光をプラスしてみてください。その際にストロボの光量を調整して、BSGの光が当たっている部分を若干露出オーバーにします。
( ストロボの光量はマニュアルで小さく調整して距離を離してください。それでも強いようでしたら NDフィルターを付けるとか... 汗 )
つまり、日中シンクロのような使い方ですね。
今は、色温度の違いの事については考えないで OKです。
これが出来ると、料理にスパイスを加えた時のように写真に旨味が出ると思います。
是非、チャレンジしてください...

 あと、メールにある「 イッチョカミ 」とは、どういう意味なのか、分からない方の為に解説しておきます。
「一丁噛み」とは関西弁?で、「何にでも一枚かみたがる人」だそうです。
Benもネットで調べるまで知りませんでした...
確かに、os九さんは イッチョカミです! (笑)

 os九さん、メールを有り難う御座いました。
引き続き、「 イッチョカミ 」の方からの情報をお待ちしています...
 ↑今日の作例は、得体の知れないモノが転がっているイメージです。(笑)
これも、BSG一丁で撮影しました。レフ版も使用していません。
どう? 訳が分からないけど、BSGを使うと絵になっちゃうでしょ...
ノーマルのクリップ オン ストロボだけでは、ここまでの個性は出せなかったと思います。
あっ、メインの粒の手前が明るくなっているのは、その左下にある粒の反射を利用しました。
とりあえず、そこをアイキャッチのポイントとして設定しましたので。

 ついでに説明しますが、↑これを含め、いままでの Benの作例写真は全て BSGを単体で使用してきました。
しかし、これは BSG本来の利用法とは異なるかも??しれません。
( スポット的なライトだけで撮影した写真は、イメージ的になりやすく、個性の強い写真?になると思うからです。)
BSGの一般的な使い方としては、メインストロボをフラッグフレームなどでディフューズしたライティングのセットに、BSGを取付けたストロボ光をプラスする。という使い方があると思います。
つまり、BSGの光で被写体のエッジを立てたりして、写真にメリハリを付ける為に使うのです。
逆にいえば、BSGを単体で使うと個性的な写真が撮れる。という事になりますね。


 BSG II 型の発表ですが只今試作中なので、もう少しお待ちくださいませ...
.
BSG I 型の簡易型を作りました ...
2008-05-06 追記9
■■■■■■■...神戸の os九さん からのコメント...■■■■■■■
Ben様、毎晩お騒がせしてすみません。

先日ストローグリッドの材料購入のためダイソーへ行ったときケーシング(レディーロードパケットの代用)に何かいいものないかなと思って探してみました。
ひょっとして代用になるかなと思って見つけたのが紙コップより一回り大きいPET製クリアカップ(545ml)です。

BSG-1を作ったときカットしたストローの切れ端を使ってこのコップで簡易型作ってみました。

クリアカップの底が段付きになってます。この段の部分で底をカットしてラッパにします。
この底を抜いた部分に今回は58mmフィルターケースの代わりに52mmフィルターケースの底の方を取り付けます。
最初一寸開口部の方が小さく無理かなと思いましたが、フィルターケースのネジを利用してねじ込んで取り付けることが出来ました。

もう一つのコップの底を段より1mmぐらい上で切って底を抜き外側に扇形にカットした黒ケント紙を巻いてセロテープで仮固定します。
このコップの上から、フィルターケースの底の部分を取り付けたコップを被せこの中にストローの切れ端を蛇腹部分を上にして入れて行きます。
全部で77本です最外周部分はちょっと高くなります。あらかじめ70本ぐらいゴムバンド2本でまとめておきそれをコップの中に入れ隙間のあるところに残りを詰め込んでいきます。

性能は、ストローが短いので開口部の径が小さいにも関わらず光束は広くエッジも柔らかいです。
(但し光量ムラが若干あります撮影にどう影響するかは私には判りません)
私のような素人が使うにはこちらの方が扱いやすいかも判りません。

写真、アルバムに追加しました。
http://www.imagegateway.net/a?i=K1sDgaSEUJ

os九
下手の横好き写真好き ( http://blogs.yahoo.co.jp/os9_amuse_photo )
 神戸の os九さん、これまた参考になる情報をお寄せいただき有り難う御座います!
この方法だと簡単に BSGが制作出来そうですね。
アルバムの方に制作途中の写真や、照射エリアの比較写真もありますので是非参考にしてください。
ただ、
コップの底は透明なので、外側のコップの底は切り抜かないでそのままストローを入れられると思います。
フィルターケースも不要になりますから、これは超お手軽ですよ!
価格も 210円?くらいで出来ると思いますので、皆さんも作ってみてはいかがでしょうか...
そして、新しい作り方のアイデアや BSG使用の写真など、Ben Webに送ってくれると嬉しいですね。
.
BSG I 型の. スパイス ライトって何ですか?
2008-05-07 追記10
 Benは今まで BSG単体でライティングをして来ましたが、これは " グリッドライト " をメイン光源として使う撮影法という事であり、あまり一般的ではありません。

 今日は、BSGの一般的な活用法として「 スパイス ライト 」として使う方法をご説明します。
プロの方にとって、この使い方は珍しい事ではないと思いますが、BSGの活用例の一部として一般の方にもご紹介したいと思います。
( プロの方のツッコミはナシでお願いしま〜す... )

 今回のご質問、「 スパイス ライト 」とは何やねん。ですが...
以前もチラッと書きましたが、完成した料理に何かがちょっと足りない時があるとします。こんな時あなたならどうしますか?
隠し味として、あるいは、味を整える意味で、ちょっとスパイスを加えてみる...。というのも一つの方法だと思います。
それを " 光 " でやってみた。というのが「 スパイス ライト 」の語源です。
ただ、スパイスを加えた事によって全体の明るさやトーンが大きく変わってしまってはスパイスとはいえません。
あくまで部分的なメリハリの表現が増す程度と考えています。

 実は、プロの間で「 スパイス ライト 」と言って通用するかどうかは知りません。(笑)
Benは写真学校に行っていないので、そういう性質の光をナント呼ぶのかを教わっていないのです。
サブライト?補助光? もしかして、キャッチライト? ...グリッドライトじゃストレート過ぎますよね。
とりあえず、これを Benは「 スパイス ライト 」と呼んでいます。
( 「 ん... じゃぁ、スパイスを少し加えてみますか... 」という具合です。)

 前置きが長くなりましたが、早速↓下の写真をご覧ください。

 これはメインライトとして、クリップ オン ストロボをフラッグフレームでディフューズして撮影しています。
又、左下にはレフ版があり、左サイドのマカロニ本体の色を起こしています。

 メインライトの位置を右上にしましたので、背景の右側が明るくなっています。
光が柔らかいので、マカロニ表面も滑らか。背景がグラデーションで写り込みの高級感もある。
全体に綺麗で清潔感のある無難な写真に仕上がっていると思います。
普通なら、1灯ライティングの撮影としては、これで ほぼ合格といえるでしょう...
( マカロニの置き方が変!とかいう問題はあっちに置いといて! )

 こういうイメージが好きな方もいらっしゃる。という事を承知した上で、話を先に進めさせていただきますが...
「 何となく写真にメリハリが感じられない。」と思ったとします。( 完成した料理に何かがちょっと足りない状態です。)
じゃ、メインライトを少し移動してみよう... と思い、動かしてみたら、マカロニに少しメリハリが出たような気がします。
しかし、今度は背景のグラデーションが崩れてしまい、背景の一部が飛び過ぎたり影がキツかったり、結局、最初のイメージとは変わってしまいました...

 そこで、今度はサイドライトを加えてみる事にします。
直に当てると光が回り過ぎたり、陰影が強過ぎたり、追加のトレペや傘を用意しなくちゃ...
あれ? ハレ切りがあった方が良いかな? レフ版なくても良いかも... こっちの光はカットしよう。
クソっ! 思ったようにマカロニの手前が明るくならないぞ... 横っちょのギザギザも良く分からないや...
時間も無いし、面倒になってきたなぁ... (汗)
さて、どうしましょう...

 そうです。こんな時に BSGの出番です!
メインライトを先程の位置に戻し、2台目のクリップ オン ストロボに、おもむろにBSGを取付けましょう。
それを、マカロニの右側から光が当たるように設置してみてください... ( 料理にスパイスを加える訳です。)

 何回かモデリング発光して、大まかな位置を決めます。次にテスト撮影です。
( ※ クリップ オンストロボをモデリング発光する時は、説明書の指示に従って注意して行ってください。 )
その都度液晶モニターで確認しながら、BSGの位置や角度、光量を調整して何度か撮影してみます。

 そして完成した画像がコレ↓です。

■ スパイス ライトを加えた画像の見方 ■
写真の中、BENの丸いロゴマークをクリックしてみてください!
( クリックしたら画像が変わるまでカーソルを動かさないでください。ロゴからカーソルが離れると元画像に戻ります。)
何回か写真を比較してみてください。
スパイス ライトが無い方が好み!という方もいらっしゃると思います。どちらが良いかはご自分の判断になりますが、BSGの効能はお分かりいただけたと思います。


 まぁ、これを普通のクリップ オン ストロボだけで行う事も可能でしょう。しかし、BSGを取付けた方がスピーディで、光もコントロールし易い。というのも事実。
結果的に自分の思っていたイメージに近い写真が簡単に撮れた。というのが、今回の Benの感想です。



 ところで、BSG II 型が完成しました! 汎用タイプなので、あなたも是非 BSGを作って活用してみてはいかがでしょうか。
ただ、連休明けからちょっとバタバタしてしまいますので、検証資料を準備する時間がすぐには取れません。発表までもう少し時間が掛かってしまうようです。申し訳ありません。
なるべく今週中には... と思っています。
BSG II 型も、安く、簡単に作れます!... ( II 型は、フィルターケースやレディロードパケットは必要ありません! )
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