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今回の「 気まぐれ日記 」は、ワンコイン ボックス No.14 の記事に関連する内容となっています。
まだ No.14 をご覧になっていない方は、そちらを先にご覧いただく事をお勧めします。 |
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福岡の Oさんから、「 L型アングル 」の情報をいただきました。 メールの添付画像↓を見て、ビックリです!(汗) 何と、あの「 L型アングル 」は木製だったのです!! これは、Benの想像を遥かに超えた、予想もしていなかった快挙です!!! 木製とはいえ、強度も十分ありそうで、何よりも軽量ではないでしょうか。 |
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. | これは、歴史に残る「 L型アングル 」であり、後世に語り継がれる名品ではないでしょうか... 実は、Benも市販品では強度的に不安があったので、いろんな代替え部材を探しました。しかし、木製という発想はありませんでした。現実にそれを製作して仕事で活用している Oさんは本当にスゴい!と思います。 ユニークなアイデアと製作方法を公開していただき感謝します。どうも有り難う御座いました。 一応、Benの「 勉強家ブラケット 」の詳細も公開しておきます。 Benは、エツミ製の L型ブラケット( アルミ製 )を二枚重ねた物をビスで固定して使用しています。 これなら EOS-1D系の重いカメラを取り付けても剛性的に不安はありません。 あ、そうそう、ブラケットに貼ってあるコルクシートは不要なので、剥がしてあります。 |
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えっ? この L型ブラケットで何するの? ...と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。 Benは主に出張で建物を撮影する時に使用しています。( 普段はデジカメ・ボディマウンターを使用。) 室内ではカメラアングルやポジションに制限が多く、壁や柱ギリギリの場所にカメラを設置するケースも多々あります。 L型ブラケットを使うと雲台で縦位置のポジションにするよりも、三脚のセンターにカメラがあるので設置の自由度がありスピーディです。三脚から雲台を外してカメラを設置する場合の安定性も確保でき、縦横の光軸ズレが少ない点もメリットです。室内ではスローシャッターも多用するので、重いカメラを使う場合はブラケットの剛性も重要です。 ここでメーカーの方へお願いです。L型の板長を同じにして、剛性感のあるブラケットを販売してください! Benに試作品を送っていただければ、使用感をレポートさせていただきます。...と一応書いときます。(笑) |
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2007-10-30 追記2
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Mayflyさん、はじめまして。 メールを有り難う御座います。 Mayflyさんからのメールは 7月2日に頂いていたのですが、メールソフトの方で勝手に「 迷惑メール 」と判断してしまったようです。(汗) なんで迷惑メールに分類されてしまったのか不明ですが、その為に掲載が遅れてしまいました。申し訳ございません! ( メールボタンをクリックした時に自動挿入される [ 件名 ] / Subject / を変更すると、迷惑メールに分類された時に直ぐに発見できません。又は、発見できないかもしれませんので、初めてメールを送信する場合は [ 件名 ] を変更しないようお願い致します。>> 二回目以降はどんな [ 件名 ] でも大丈夫です。 ちなみに画像も一緒に掲載できますので適当に縮小/圧縮して添付してください。メール内容と関係なくても OKです。) ワンコインボックスの香り付きマガジン式セット方法( 重箱を重ねるように高さ調整やボックスの特徴を変えられる )ですが、これはスゴいアイデアですねぇ。 しかも『ふじ・特』の良い香りが撮影中の気分を和ませてくれるところが最高です〜(笑) 試作したら是非その画像を送ってくださいませんか。ワンコインボックスのコーナーに掲載させてくださいね! さて本題の『カメラの縦横変換装置』ですが、その装置とは「 勉強家ブラケット 」( 上部↑の写真参照 )の事で宜しかったでしょうか。 ご提案の『ダブル・自由雲台』が、どんなモノなのか画像が無いのでちょっと想像しにくいのですが、「 勉強家ブラケット 」は以下のような特徴があります。 (1)マンフロットのクイックシューを取付けたカメラ専用。 (2)変換時の光軸ズレが少ない。 (3)L型ブラケットの二枚重ねで、重いカメラにも対応。 つまり、「 勉強家ブラケット 」を使用する事で、精度良くスピーディに撮影を進める事が出来ます。 これを踏まえ、Mayflyさんの素朴な疑問にひとつ一つ答えてみようと思います... 『ダブル・自由雲台』ではいけないのでしょうか?..... 縦位置と横位置では、そもそもフレーミングするモノ自体が違っていて、写真自体が違うのでいいのかな?と。... という事ですが、状況によっては同じ場所から「 縦 」「 横 」両方の写真を撮影して、立会いのデザイナーやクライアントに確認してもらい、本番撮影をどちらで行うか検討する... というケースがあります。 ( デジカメの液晶モニターで交互に再生するか、又は Macのモニターに両方表示して比較する。) この時、Benは撮影前にどちらのアングルが良いか悪いか判断できますが、それを立会人に説明する必要がある時に、広角のパースペクティブによる写り方や画角( 写る範囲 )などは言葉よりも、実際の画像を見てもらいながら説明した方が分かり易いですからね。 こんな時は、簡単な操作で精度良く、縦横の写真をスピーディに撮影する事が要求されます。 「いちいち水平をとらないといけないじゃないかー」との大御所の一声が聞こえそうですが、ポジ納品ならいざ知らず今は、どんな写真でも『美容整形』か『お化粧』をしたデータ納品ではないでしょうか?... 確かに、撮影後の画像修正は必要ですね。 特に建物の場合はレンズの収差等の補正は必須になっていますよね。 しかし、これらの作業はできれば最小限に抑えたい部分でもあるんです。 撮影後の処理が増えるという事は、作業時間( 生産性が悪くなる )という観点だけでなく、画像修正量( 特にピクセル配列をズラす加工 )が多くなると、それだけ画質を劣化させる原因にもなるのです。 更に、何らかの事情により現場でアタリ用の画像、又は最終画像を要求されるケースもありますので、撮影時にやれる事はなるべくやる。というのが基本です。 そんな時は、簡単な操作で精度良くスピーディに撮影する道具は重宝します。 三脚のセンターから自由雲台一個分、壁側に近づくことも可能ですし。... 「 勉強家ブラケット 」を使用中でも、三脚の足長を不均等にしたり、各足の開脚角を変えたりすれば、カメラを壁に近づけて撮影する事もできますよ。 Benの思い込みかもしれませんが、自由雲台は建物撮影には適さないのではないか... と思っています。 自由だから一見早そうですが、水平と垂直を個別に微調整できなければ建物撮影には不便です。 ( 最新の自由雲台がどういう調整機構になっているかは分からないんですが... >汗 ) その点、マンフロットのギヤー雲台( #405等 )は、角度固定の為のネジ締め動作も必要ありませんし、アンプのボリュームを回すようにカメラの角度を微調整できます。 これを一度体験してしまってからは、他の雲台には戻れなくなってしまいました... そのマンフロットのギヤー雲台専用に作った「 勉強家ブラケット 」は、Benにとって建物撮影には無くてはならない、とても便利な道具になっている。という訳なんです。 Mayflyさん、こんな答え方で宜しいでしょうか。 また何か疑問がありましたらメールくださいね。 Mayflyさんの得意分野の写真でも良いですから、今度は画像を添付してみてくださいね。 |
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↓これは、ワンコイン ボックスを使用して広島の 123さんが先日撮影された写真です。 色味については、おそらくRAW現像時にブルーの色調になるようホワイトバランスを調整したものと推測します。 しかし、ストロボ側に取り付けたフィルターで光源の色温度を調整しても、これと同じような撮影をする事も可能なハズです。( 影の問題もあるので、余程柔らかい光質にしないと無理かもしれませんが... ) もし、上手く撮影が出来るようであれば、次のような撮影法を試してみてください。 ワンコイン ボックスでなくても OKです。まぁ、ダメモトでトライしてみてはいかがでしょうか... (笑) |
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123さんがワンコインボックスを使って撮影した写真
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どんな撮影方法なのかを説明するにあたり、文字だけよりも画像を交えて説明した方が分かり易いと思いまして、 ↓下の画像を作りました。( 123さんには事前に画像加工の許諾をいただいています。) 実は、これが今回の完成予想写真なのです。(笑) 早速ですが、その撮影法を説明します... (1) まず、ストロボ側にブルーフィルターを取り付けて光質を出来るだけ柔らかくなるようライティングしてください。 ( 光を拡散する乳白シートにブルーのビニールを乗せても良いかもしれません。) フィルターや乳白シートで光量が落ちますので、ストロボの光量はなるべく大きい方が後が楽になります。 ( ストロボを三個お持ちなら、二個使っても良いと思います。) ストロボと乳白シートの距離を離した方が影が柔らかくなります。 (2) カメラのホワイトバランス設定をストロボに合わせて撮影してください。 (3) 上の写真のように、影が柔らかく全体がブルーの色味になるよう撮影が出来るまでトライしてください。 ちょっと難しいかもしれませんが、ここは基本の撮影なので上の写真のように撮影ができるよう頑張りましょう。 全体に柔らかい色カブリがあれば、上と同じブルーの色味にこだわる必要はありません。 上手く撮影が出来ないようなら Benがアドバイスしますので画像を送ってください。 (4) もう一個、ストロボを用意してください。 そのストロボの先端に紙などを巻いて筒状に覆ってください。( スヌート ストロボのようにします ) つまり、筒状の紙の中を光が通過するので、ある程度指向性のある光になる訳です。 ストロボの光が広がらないように工夫してください。 被写体の近くに板などを二個立てて、その間をストロボ光が通るような隙間を作っても良いと思います。 フィルターなしで生の光を当てるので、光量は少ない方が良いと思います。 下の画像のように後ろの方にストロボ置いてください。ストロボの高さはあまり高くない方が良いかもしれません。 光が当たった部分の花の色は色カブリが取れて、花の色がちゃんと出るハズです。 ストロボの高さや角度、光量などを調整するのが難しいかもしれませんが、いろいろトライしてみてください。 上手く撮影が出来ないようなら Benがアドバイスしますので画像を送ってください。 以上です。 |
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上の写真を使って Benが画像処理して作った「 目標画像 」
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今回の撮影法は、普通の素人さんには無理だと思いますが、123さんならある程度の実績があるので、ガンバって撮影出来るのではないかと思っています。(笑) ↑この写真はあくまで参考になるよう作った画像なので、これに近い写真でなくても良いと思います。 要は、全体に色カブリがあって、生のストロボが当たっている部分に本物の色が出ていれば OKだという事です。 生のストロボの光量バランスと、配置( 当て方 )、それに、光が広がらない工夫が難しい部分かと思います。 Benでも、↑こんなに綺麗な写真は撮影出来ないと思いますので、気楽にトライしてみてくださいね。 分からない事は何でもご相談ください。 ブログの方も楽しみにしています... □ 123さん以外の方で、トライした方がいらっしゃれば画像を送ってくださいね。 |
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広島の 123さん、こんにちは〜♪ だいぶ前にメールをいただいていたのに、掲載が遅れてしまってスミマセンでした。(汗) バタバタしていた仕事がやっと一段落しましたので、久々ですが日記を更新したいと思います。 早速、123さんの習作を見てみましょう! |
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【 習作 1 】
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なかなか良い感じじゃないですか。(笑) 最初からここまで仕上げて来るなんて想像もしていませんでした... 流石ですね。 ボトル上部のブルーがとても綺麗です!それでいてラベルの色はちゃんと出ていますね。 課題のブルーカブリと、部分的な色出しはクリアしてますね。まずは合格ラインではないでしょうか。 ただ残念なのは、背景が光沢素材の為にボトルの下側に映り込みが見えます。 これがストロボの影とケンカをして複雑な印象になってしまい、少し損をしています。 それと、スリットライトは斜め後ろから当てた方が立体感が出るかもしれませんね... まぁ、いろんな方向から光を当ててみて、その違いを試してみましょう。 |
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おぉ!、「 目標画像 」とそっくりですね。これはスゴい! 123さん、早々と撮影技術を習得しましたね。(笑) アドバイスする事は何もありません... あなたは既にプロ並の腕前といえるでしょう! メイン光源とスヌートライトのバランスがお見事ですね! ( スヌートライトのエッジも柔らかで綺麗ですね♪ Benは好みです。) とても爽やかでステキなイメージに仕上がっているのではないでしょうか。 Benが撮影しても、ここまで奇麗な写真を撮影する自信はありませんよ... ホント。(笑) 簡単そうに見えますが、様々な工夫や試行錯誤の連続だったと察します。 大変お疲れさまでした! このセッティング風景の写真は撮影していなかったみたいで残念です。 みなさんにも参考にしてほしかったなぁ... |
【 習作 3 】
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【 習作 3 のセッティング風景 】
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うん、スリットライトの使い方は中々イイと思います。黒い発砲ブロックで上手くストロボ光をコントロールしてますね。 こういう工夫が撮影には大切ですよね。 ここから更にアイデアが広がって、一層魅力的な写真が撮影できるようになると思います。 構図やピント位置もバリエーションで撮影できると、もっと面白い写真が撮影できるかもしれません。 作品を撮影する時は、一つの考え方に執着したり、満足しないで、柔軟で臨機応変な流れを大切にすると良いでしょう。 たとえば、コレは『 こういう方が良い 』と決めつけないで、『 こうやったらどうなるのかな? 』と実験的な冒険をする余裕を持つと、最初の思惑とは違ったモノが仕上がって、どんどん作品の幅が広がる可能性があります。 そうやって色々とバリエーションで撮影した中から、最終的な一枚をセレクトすれば良い訳です。 もし、最終的に最初の作品をセレクトしたとしても、トライした事は決して無駄ではなく、良い経験値となり次回の作品に生かす事ができると思います。 これは一概にはいえませんが、同じようなバリエーション作品を幾つも見せるよりも、沢山の写真の中から一枚に絞り込む事も大切で、それによって何を一番表現したかったのかを冷静に見極めたり、考えたりする事ができると思います。 これからも123さんのブログでの作品発表を楽しみにしています... |