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気まぐれ日記 No.76
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2007年 04月18日
2007-04-19 追記
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Apple Mighty Mouse の修理?
コロコロが復活
追記情報 2007/04/19...Appleへの要望... 」を追記しました。
Mighty Mouse の 分解掃除.
 Mighty Mouse のスクロールボールが反応しなくなってから、だましだまし使っていたのですが、この際分解して修理する事にしました。
一度スクロールボールの便利さを知ってしまうと、使えなくなった時にちょっとストレスを感じてしまうのです。
でも分解方法は思ったよりもカンタンでした。

(1) 底部にあるグレーのパーツを細いマイナス型精密ドライバーで、サイドボタンの周囲から少しづつ剥がします。
(1) 案外簡単に外れますが、これは接着剤で固定されていますので割らないよう慎重に作業します。
(1) [ テーブル面に接するパーツは外さなくてOK。サイドボタンのすぐ下にあるパーツです。]
(2) 隙間から見えるツメを細いマイナス型精密ドライバーで外します。
(3) 支点部分のハメ込み部分の上カバーを指で少し広げれば外せます。この状態が下の写真になります。

ここで、
(赤矢印)の黒いボックスが見えますので、フレキシブル基盤を二ヶ所外して、ビスを外せば取り外せます...
 スクロールボールは、昔のマウスボール部分を上向きに取り付けた構造になっているので、ゴミが溜まると回転が感知出来なくなります。
今回の不具合もゴミが溜まったのが原因で、掃除をしたら復活しました。
ゴミが溜まっても接着剤で固定されているパーツがある為に、簡単に掃除が出来ないようになっています。
この部分、ユーザーの立場で設計されていない不親切な構造だと思いました。
スクロールボールは以前のマウスと同じように、使っていると必ずいつか反応しなくなる時が来るからです。
( 昔のマウスでも、本皮製のマウスパッドを使うとゴミは溜まりませんが... )
Benの場合、約一年後から徐々に反応しなくなり、一年三ヶ月後には全く反応しなくなりました。

 スクロールボールが反応しなくなったからといって安易に買い替えるなんて無駄な事はしないでください。マウスは使い捨てではありません。ゴミが溜まれば掃除をすれば良いだけです。同じ症状でお困りの方、分解して掃除をしてみてはいかがでしょうか。
※ ただし壊れても一切責任は負えません。自己責任でお願いします。


■ P.S.
 (1)の接着剤で固定されていたパーツですが、また掃除する時の為に Benはセロテープで止めています。(笑)
これが無いと、ケーブルが固定されないので付けておく必要がありますので...
他に何か良い固定方法があったら教えてください。

 それから、組み立ててからボタン類が反応しなくなった場合は、フレキシブル基盤の方向や接触不良を疑ってみてください。接触不良であれば再度抜き差しすれば正常に動作すると思います。
よく、右クリックしたのに左クリックと認識されたという話を聞きますが、フレキシブル基盤の接触不良が主な原因です。
Benも組み立て後にこの現象を体験しましたが、フレキシブル基盤の抜き差しで正常になりました。

 また、作業する時には必要以上に部品類( ICやコンデンサー、コード等 )に触れないようにしましょう。静電気などで破損したり、断線の原因になります。

..
■ P.S.2 Appleへの要望...
 一番上の写真を見てください。
マイクロスイッチが一個しかありませんが、
Mighty Mouseは指の位置で三ヶ所の上部からのクリックを見分けられる構造になっていたのです。
ただし、左右( 両方 )に指が置かれている場合は左クリックとして認識するようになっていて、右クリックと認識させる為には、左側の指を浮かすという明快なルールも存在します。
スクロールボールは少し凹むようになっていて、これが押されて( ON )そのままクリックされると、たとえ左右に指が置かれていてもスクロールボールが押された事を認識します。
また、圧電スピーカを内蔵していますが、クリック時やスクロールボールの回転時に音を発するようになっているのはあまり知られていません。
特に、スクロールボールを指で転がした時に「 カリカリ 」と機械音が聞こえますが、これは圧電スピーカからの音であって本物の機械音ではありません。
( マウスを耳に近づけ、スクロールボールを指で転がしながら USB端子を抜き差しすると、音の違いを確認できます。)

 このように、Mighty Mouseは巧みな構造により複雑な操作をスピーカまで使って心地よく行えるようになっています。
外観もスッキリとしていて、デザインは大変好感が持てますが、スクロールボールの掃除が出来ない構造になっているのが、ただ一つの弱点といえるでしょう。
これが買い替えを促進させる為に計算された構造なのか、設計ミスなのかは知りませんが、
次に設計されるマウスはゴミの心配のない静電容量センサー型?とかの、非機械式でスクロール操作ができるマウスを発売してほしいですね。...と、ここで Appleに要望しておきます。
多分、Benの要望など届く訳はないのですが...(笑)

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